足/足首の症状・疾患について

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足/足首の症状・疾患について

足関節・下腿は、捻挫や疲労骨折などの傷害が多くスポーツにおいては外傷性の骨折だけでなくストレス性疲労骨折が多く発生し、特に中足骨、脛骨、腓骨などによく起こります。
また「距骨離断性骨軟骨炎」「腓骨筋腱脱臼」といった傷害は捻挫と間違えられることがあるため注意が必要です。

足部には「足底筋膜炎」「有痛性外脛骨」、下腿には「シンスプリント」「アキレス腱炎」なども多くみられ、これらの原因はほとんどが使いすぎによるものです。

その他、足の形態異常(扁平足、回内足、O脚・X脚など)や筋肉の柔軟性低下、ストレッチ不足、筋力不足などのコンディショニング不良、悪いランニングフォームやシューズの衝撃吸収性の低さなども原因となる場合があります。

足・足首

中足骨疲労骨折

ランニングやジャンプなど、つま先に体重がかかる動作を繰り返し行っていると、中足骨に負担がかかり疲労骨折が起こります。

使いすぎによるものが一番の原因ですが、グランド状況の悪さ、ランニングシューズの衝撃吸収性の低さ、足の形態異常や悪いランニングフォームも原因となる場合があります。

一般的には第2・3中足骨に、サッカーなどでは第5中足骨(別名ジョーンズ骨折)に多く発生します。初期は、運動後安静にすると軽快しますが、徐々に持続する痛みとなり、腫れも現れ痛みも限局してきます。

初期にはレントゲンに写らないことがあるため、軽視して運動を続けた結果、完全な骨折へと移行してしまうことがあります。障害の兆候がみられた時は早期に専門医の診断を受けましょう。

出現頻度の高いスポーツ

陸上(長距離)・剣道・エアロビクスほか

症例

23歳男性(プロサッカー選手)
先週から足の甲(外側より)に痛みがあったが、続けていたら練習後には腫れてくるようになった。ここ数日は、足を着くだけでも痛みを感じるようになった。


捻挫又は靭帯損傷

捻挫とは関節に強い外力が加わり、靭帯が引き伸ばされ損傷することを言います。

あらゆるスポーツにおいて足関節の捻挫は多く、特に内側に過剰に捻る内反捻挫が最も多く発生しています。

足関節の捻挫は、「捻挫くらいすぐ治る」と受傷直後の応急処置を怠ったり、痛みが軽くなると自己判断で 中途半端に練習を再開してしまう人がいます。そのため、同じところを繰り返し損傷し、習慣性となったり、軟骨損傷を合併してしまう人も多いようです。

受傷後にあまりに腫れがひどかったり、内出血があるようなら、関節包が切れている可能性があるので、早めに病院で診断を受けたほうが良いでしょう。

出現頻度の高いスポーツ

バスケットボール・サッカ-・テニスなど

症例

17歳男子高校生(サッカー部所属)

サッカーで相手とぶつかり足を捻った。足首の外側に強い腫れがある。外くるぶしの下に内出血があり、足を着くと激痛がある。


距骨離断性骨軟骨炎

慢性の足関節痛を訴える人の中に時々見られますが、私のクリニックでは年間約5.000人の新患のうち、毎年一人か二人ぐらいしか確定診断に至らないので珍しい疾患と言えるでしょう。

 ある程度進行したケースでは単純レントゲンでも、異常を発見できますが、初期では整形外科医でも見落とすこともあります。内側の場合はやや後方、外側の場合は前方に起こるので、レントゲン検査の時に足関節の角度を工夫すると骨透梁像が、見えやすくなります。

捻挫などの後、いつまでも歩行時の痛みや、引っかかり感が続くときは、専門医と相談してCTやMRIなどの精密検査を受けるといいでしょう。初期なら安静や免荷装具などで保存的に治療しますが、軟骨の完全剥離例や大きな骨嚢胞や骨壊死があるときは、手術が必要になります。

出現頻度の高いスポーツ

サッカー・バスケットボ-ル・ラグビーなど

症例

17歳男子高校生(サッカー部所属)

サッカーで軽い捻挫をした後、半年以上足首の痛みが続き、近くの病院でレントゲン検査を受けたが異常はないといわれた。だんだん痛みが強くなり最近は歩くだけで、足を引きずるほどの痛みがある。